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歯肉炎・歯周病の進行と原因

正常な歯周組織

歯を支えている骨(歯槽骨)がしっかりしていて 歯肉がピンク色で出血もなく、しっかりと清掃できている状態。

歯肉炎(初期〜確立期)  

歯垢(プラーク)が沈着して2〜4日後頃から歯肉の炎症が始まります。続いて4〜10日後頃には歯肉と歯の接着面で炎症が著しくなります。

歯肉炎の状態では、歯と歯茎の間の溝が深くなりますが、これは「仮性ポケット」と言われ、歯肉が腫れてポケットが深くなっている状態なので、歯周病という状態とは区別します。

ここで炎症を抑えることで元の正常な状態を回復できます。

歯周病(進行期)

炎症は歯を支えている膜(歯根膜)や骨(歯槽骨)に及び、歯と歯肉の接着が破壊され、歯周ポケットが深くなります。歯周病は活動期と緩解期を交互に繰り返しながら進行していきます。

活動期では細菌の活動が優勢となり免疫の応答を経て歯周組織の破壊が生じてしまいます。

歯周病の原因

歯に付着している非常に多くの細菌とその産生物から構成されているものをプラーク(歯垢)と呼びます。このプラーク(歯垢)が歯肉炎や歯周病の原因です。

 

ブラッシングを怠るとプラーク量の増加と共に歯肉炎を発症しますが、適切なブラッシングを再開すると歯肉炎の場合は治癒します。

 

歯周病の場合は骨の炎症まで引き起こされている状態なので 治癒することが難しくなります。また、細菌の感染から歯周組織の破壊までの過程では様々なリスクが指摘されています。糖尿病などの全身疾患や、喫煙、不良な噛み合わせなど、ブラッシング以外にも除去するべき原因があることを忘れてはいけません。

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