小児歯科
大切なお子様の歯を健康で守るためにも、定期的な検診を受け、フッ素塗布を行いましょう。
乳歯の重要性
乳歯は丈夫な永久歯が生えるための準備の役割や、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。
その他にも、顎の骨の成長や知能の発達、正常な噛み合わせにも影響を与えます。
乳歯にしても、永久歯にしても生えたての歯はとてもデリケートです。
永久歯の生えたての時期は、歯肉の位置や歯の溝の深さなどの影響で、汚れが付きやすくむし歯になりやすい時期です。
また、乳歯にむし歯があると永久歯もむし歯になるリスクが高まります。
乳歯のむし歯がひどい場合 永久歯の歯並びにも影響することが多いです。
お子様の歯に異常を感じたら、お早めにご相談しましょう。
むし歯になりにくい歯へ、子供の歯の健康のために意識すべき点
●食事をしている長さの時間を決める
●おやつを食べている長さの時間を決める
●飴など口内にとどまる時間が長いおやつを控える
「つまりはだらだらと時間をかけて食べないようにする」ということになります。
※甘いものを食べると口の中にいる菌の作用で口の中が酸性になりますが、唾液の働きで中性に戻そうとします。それには時間がかかります、ところが中性に戻る前に甘いものを食べて口の中を酸性にしてしまうことが続くと、歯が溶け始めてしまいます。
むし歯の予防
1.歯磨き指導
大人でも歯みがきが完璧な人は少ないでしょうが、子供は歯みがきがうまくできていないことが多いです。
子供に対する歯ブラシ指導ももちろん大切ですが、生活習慣のことや嗜好品の注意、大人による仕上げ磨きやフロスなども大切です。日々の生活の中で改善できる点を見つけていきましょう。
2.フッ素塗布
生えてきたばかりの永久歯や乳歯は、むし歯になりやすいです。
フッ素を歯の表面に塗ることで、エナメル質を強化し酸に対する耐性を上げることができむし歯になりにくくなります。
医院でのケアを受けることをお勧めします。
またご家庭でのフッ素入り洗口剤やフッ素入り歯磨き粉を、医院でのケアと並行されるとより効果的です。
3.シーラント
はえたてのお子様の歯、特に奥歯の溝は深く複雑な形をしているので、なかなか歯ブラシの毛先が入りません。
そのため汚れが取れにくく溜りやすいためにむし歯が発生することが多いです。
細かい溝の表面をプラスチックでふさいで、むし歯を予防する方法です。