レーザー治療
レーザー治療について
当院では、炭酸ガス(CO2)レーザーを使った治療を行っています。
歯肉の70%以上は水分です。炭酸ガスレーザーは、水分への吸収性が良いので、軟組織に照射すると表層で吸収します。瞬時に高温となり、生体の蒸散をもたらしますので周囲組織への損傷がほとんどありません。また、強い殺菌・消毒効果を持っています。
炭酸ガスレーザーは、波長が遠赤外線領域に近く、組織深部への影響がほとんどないため安全に使用することができます。
また、歯肉炎、口内炎、知覚過敏、歯周病治療、抜歯後疼痛の緩和などを目的に使用します。炭酸ガスレーザー治療には、従来の治療方法に比べて痛みや不快感が少なく、治癒が早いなど数多くのメリットがあります。
レーザー治療で期待できる効果と治療例
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歯周病・歯槽膿漏
歯肉に膿がたまって腫れや痛みが出ているような場合は、レーザー治療で歯肉の消毒、歯肉からの排膿を促し、症状を改善します。
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口内炎・口角炎
口の中や唇に白いものができて、触れると痛むような場合は、痛みの軽減や治癒の促進を図れます。
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知覚過敏症
歯肉がやせるなどして、冷たいものが歯にしみるような知覚過敏症の場合は、歯の神経を鎮静させるのに効果的です。
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歯肉のメラニン色素沈着の除去
歯肉に色素が沈着し黒ずむことがあります。レーザーにて除去し本来の歯肉の色にします。
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止血効果
歯を抜いたなどの大きな治療の後、血が止まりにくいような場合は、止血および局所の消毒が行えます。
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小帯の切除、歯肉弁切除
小帯とは、歯肉に見られる筋でこれが、歯の近くまであると歯列不正をおこしたりプラークコントロール不良の原因になります。